◯◯年前のテープですが変換できますか?

ビデオテープの寿命は20~30年と言われています

最も多くご質問いただく1つに、「◯◯年前のテープですが変換できますか?」というご質問をいただきます。
ビデオテープは磁気で映像が記録されていますが、保管年数が長くなるにつれて磁気が弱まったり、カビの発生や物理的な劣化などが磁気パターンが読めなくなり再生が難しくなります。
一般的にビデオテープの寿命は20~30年程度とされており、現在、多くの家庭で保管されているテープがその寿命を超え始めています。
実際に、弊社へご依頼いただくテープの中にも、30年以上前のものが少なくありません。

テープの劣化は保管状況によって大きく異なります

テープの寿命や再生の可否は、メーカーやテープの種類だけでなく、保管状態が大きな影響を与えます。
温度・湿度の管理が不十分な環境で長期間保存されたテープは、カビが発生しやすく、磁気の劣化も進行します。
ただし、外観では状態の良し悪しが分かりにくいため、実際に再生作業をしてみないと映像が残っているかどうかを判断することは難しいです。

まだ再生できるテープも多いけど注意が必要です

弊社では、寿命を超えたテープの多くも無事にデジタル化することができています。
一般的な寿命である20~30年を超えていても、映像が残っているケースが多く見受けられるのが現状です。
でもちょっとまってください。それなら再生を試してみようと何十年も使っていなかったお手元の再生機を使って痛めてしまうケースが大変多くございます。
物理的に痛めてしまったテープは直せません。何もせずご依頼いただくことをオススメします。

近年は以前とは異なる傾向も見られます

以前は、再生できない原因の多くが重度なカビの発生や、テープのシワや折れといった物理的破損、上書きなどの映像乱れが原因でしたが、最近では見た目が良好でも再生不可能なテープが増えてきています。
つまり経年劣化により純粋に寿命を迎えて映像が映らなかったり、音声が出なかったりという症状のテープが増え始めています。

まとめ:早めのデジタル化で大切な映像を守りましょう

ビデオテープは、メーカーや保管状況によって寿命にばらつきがあり、見た目だけでは状態を判断できません。
寿命を超えたテープでも映像が残っていることが多い一方で、想定外の劣化が進んでいるケースも増えています。
大切な思い出を確実に残すためには、劣化が進む前に早めのデジタル化を行うことが重要です。

でも依頼したらお金だけとられて出来なかったと返されたらどうしようとご心配かもしれませんが、弊社では最終的に変換できた本数がご請求金額となりますので安心してご利用いただけます。
ご家庭に長期間保管されているビデオテープがあれば、ぜひお早めにご相談ください。