複数のビデオテープから1枚のDVDへのおまとめはできません
1本のビデオにつき1枚のDVDとさせていただいております
「複数のビデオを1枚のDVDにまとめることはできますか?」というご質問を多くいただきます。
しかし、誠に申し訳ございませんが、当サービスでは1本のビデオにつき1枚のDVDというルールで作業を行っております。(長時間で分割の場合を除く)
このページでは、それでも「どうしてできないのか?」というご質問が大変多いため、詳しくご説明させていただきます。
なぜ依頼が多いのに対応しないのか?
このお問い合わせは大変多く、弊社としましてもお客様のご要望にお応えしたい気持ちはあります。
以前は対応させていただいていたのですが、手間やコスト、それ以上に双方にとってのリスクがあまりにも大きいため、現在はいかなる事情があってもすべてお断りさせていただいております。
対応できなくなった理由
- 思っていた内容と違った
- ラベルと中身が違っていた
- 時系列が異なっていた(このテープとこのテープを別の順番でまとめて欲しかった)
- 同じイベントだったが年度が異なっていた
- 1つのイベントが2枚に分かれた時に「1枚目に入れてほしかった」
- 「数分だけだから」とおもっていたが長時間記録されていた
- 内容や時系列は気にしないので「おまかせ」といったがやっぱりあとから気になった
- あとから入れてほしいテープが見つかったので作り直してほしい
このように、長年対応する中で様々な理由が発生しました。
回避するために事前に細やかな確認をおこなっても、実際に作業してみなければ何がどうなるかという判断が難しいことがほとんどです。
映像の長さで作業コストはあまり変わりません
「映像が短いテープなのだから、安くしてほしい。」そのようなご意見もごもっともです。
しかしながら、受け取り、カビ取り、修理、テープチェック、再生読み込み、編集、書き出し、再生確認、梱包、入金確認、発送という全体の工程の中で、テープの長さが影響する部分は1部分です。
もちろん短いほうが手間がかからないのは事実ではありますが、上記のように様々な工程と、更には並列的な作業を行うとなると、弊社とってその手間はあまり大きな差にはなりません。
編集が通常より時間がかかる
通常の編集作業では、映像が正常に映っているか、音声は正常にでているかなど、品質の部分に注力しています。
まとめるとなると、更に映像の内容が事前に伺っていた通りか、時系列があっているかなど、通常の編集よりも留意点が多くなり、時間がかかります。
確認が必要になる場合が多い
伺っていた内容と相違がある場合は、ご確認が必要になりますが、まとめでは高確率で発生します。
その場合、映像の内容を文面で伝えなければなりません。
伝わらない場合は電話による口頭でお伝えするなど、更にお時間がかかる場合があります。
ご返答いただくまでの間は作業を中断しなければなりません。
作業の複雑化による生産力の低下
弊社では安価な業者様に多いDVD/HDDレコーダーでのダビングではなく、PCで作業を行っております。
そのPCは数十台にも及びますが、1台ごとにVHS、VHS-C、8ミリビデオ、MiniDVが読み込める環境を用意し、お客様のテープが混ざらないよう、お客様単位で本数に応じて複数台で作業をおこなっております。
ソフトウェアによる編集なので組み合わせること自体はそこまで難しい作業ありませんが、まとめるとなるとデータの移動が生じたり、内容を確認しながら行うと並行作業が円滑に行えなくなります。
1度の再生で映らないことも多い
ビデオテープは年々状態悪化の一途を辿っており、すべてのテープが1回の再生で終始正常再生できるとは限りません。
以前は相性問題が主な理由でしたが、長期保管による汚れ、磁気ノイズなどで映像が正常に映らないテープばかりです。
状態の悪いテープでは、複数台でクリーナーをかけながら、何度も何度も数十回と再生して、1~2日かけて読み込み、映像をつなぎ合わせてやっと1本が読み込めるというテープも決して珍しくありません。(多くの業者さんでは1,2回であきらめてしまうようですが)
カビや修理で作業を中断することも
更にはカビによる癒着、テープの経年劣化等で切れてしまったり、絡んだりします。
もちろん読み込み前にこれらの作業を行い、往復確認を行ってから読み込みを開始するのですが、薄く弱いテープなので作業中に不具合が生じることは多々あります。
その場合は、その場合は読み込みを止めるわけにはいきませんので、次順番を前後させて次のテープを読み込みます。
カビや修理がその日のうちに行えない場合は、別日にそのテープを作り直すといった工程が必要になります。
後日の修正対応が難しい
万が一不具合が発生した際、作業の再調整が必要になる場合があります。
その場合、複数のビデオをまとめると、修正作業が非常に難しくなり、場合によっては関連するビデオをすべて送り直していただき、再度1から作り直しというリスクもございます。
結果的にお客様にご迷惑をおかけする可能性が非常に高くなります。
中断は避けたい
弊社ではほぼ24時間体制で作業をおこなっています。
製造業でも日勤夜勤があるのは機械を常に動かすことによって、1つの設備で安価な価格でのご提供を実現するためですが、弊社にとっても同様です。
とにかく効率化すればいいというわけではなく、上記のように正常に読み込めない、テープのカビや修理といった必要な工程においてはとこん追求していますが、その間でも機材は常に動かしています。
確認が生じてPCを中断をするというのは、弊社にとって大きなリスクとなり、安価でのご提供ができなくなってしまうため、最も避けたいことの1つになります。
ご理解とご協力のお願い
これらの理由から、複数のテープをまとめる対応は行っておりません。
双方にとってもあまりにもリスクが多く、最初からお断りさせていただくのが一番という結論に至りました。
そのため、大変申し訳ございませんが、有料であっても複数のビデオを1枚のDVDにまとめる対応は行っておりません。
お客様の大切な思い出を安全かつ確実に残すためのルールとなります。
ですので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
選べる3つの作業メニュー
ビデオテープを「DVD」または「動画データ」または「DVDと動画データ」に変換します。
1本あたりのコミコミ価格なので、あとから追加料金はかかりません。
各作業メニューの詳細・お申し込みについてはそれぞれのページで解説しています。
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