ビデオテープの寿命「VHS2025年問題」とは?今すぐデジタル化した方がいい理由について
はじめに
VHS、VHS-C、8ミリビデオ、MiniDVなどのビデオテープは磁気テープを使用して映像と音声を記録するメディアです。
テープの表面には金属酸化物の微粒子が塗布されており、これが磁気ヘッドによって磁化されることで情報が記録されます。
再生時には、同じ磁気ヘッドがテープ上の磁気パターンを読み取り、映像と音声に変換します。
この仕組みによってビデオテープは映像を記録・再生することができます。
ビデオテープは永久的な保存媒体ではありません。
磁気テープの寿命には限りがあり、劣化が進むことで再生品質が低下します。
劣化の主な原因は、磁気特性の減衰、カビや湿気によるダメージ、物理的な摩耗などです。
また、適切な保管環境が維持されていない場合、テープの劣化が早まることがあります。
最近騒がれている2025年問題とは?
西暦2019年。ユネスコと国際音・声アーカイブ視聴覚協会は、『マグネティック・テープ・アラート』を宣言しました。
これは2025年に地球圏のビデオテープが見られなくなると発表されたことで話題になりました。
その2025年がいよいよ迫っているということで、国立映画アーカイブさんが2024年10月5日に「マグネティック・テープ・アラート:磁気テープ映像の保存に向けてできること」というイベントを開催されたことでニュース等にもなり広く周知されました。
弊社もこのイベントで紹介していただけました。関係者の皆様ありがとうございました。
ビデオテープの寿命
では実際、ビデオテープの寿命はどれくらいなのか。
諸説ありますが、一般的に20~30年と言われています。
適切な保管条件下での寿命であり、テープの品質や使用頻度によっても影響されます。
以下は、各種ビデオテープの製造年代です:
- VHS:1976年に登場。
- VHS-C:1982年に登場。
- 8ミリビデオ(Video8):1985年に登場。
- MiniDV:1995年に登場。
2024年地点ではどれほど経過しているのか
最も初期のビデオの場合以下の年数が経過しています。
- VHS:最大48年経過
- VHS-C:最大42年経過
- 8ミリビデオ:最大39年経過
- MiniDV:最大29年経過
最も後期のMiniDVですら、発売当初のテープは30年近い時間が経過しています。
寿命が20年と考えた場合、2004年ですから、最後に記録したMiniDVのテープすら寿命を迎えているといっても過言ではありません。
2025年になったからといってすべてのテープが再生できなくなるわけではありません
寿命はあくまでも目安です
適切な保管状況下では、これらのテープは公式な寿命よりも長持ちすることがありますが、逆に保管状態が悪いと劣化が早まることもあります。
業者が煽っているだけ?
関連記事へのコメントを見ると「うちのテープはまだ再生機できるからこういった記事は嘘。」「業者が煽っているだけ。」という声を多く目にします。
しかしながら、上記のように環境により多く違いますし、同じご家庭で保管しているテープにも古いものと新しいものでは何年も差がありますよね。
メーカーやモデルによっても全然違います。
ある日突然みられなくなるわけではなく徐々に徐々に劣化していきますので、気づいたときにはもう手遅れというわけです。
寿命よりもカビが心配
ビデオテープの寿命よりも懸念されるのがカビの発生です。湿気が多い環境に保管されていると、カビが発生しやすく、テープの再生に支障をきたします。また、以前に比べて再生できないテープが増えてきているのも事実です。
経年劣化もあります
テープが切れてしまったり、伸びてしまったり、シワになってしまったり。
メーカーや製品によっても様々ですが、初期のテープなんかは再生するだけでボロボロになってしまうケースもあります。
テープ切れなら繋げばいいですが、このように物理的な経年劣化があった場合は修復することができません。
再生機の故障でテープを痛める場合も多々あります
テープ自体に問題がなくても、再生機にも寿命があります。
特にゴムパーツの劣化が顕著にあらわれ、久々に再生しようとすると正常にテープが走行できず、シワになってしまったり、折れてしまったり、最悪の場合取り出せなることもございます。
一度折れてしまったりシワになってしまったテープは回復できません。
テープ側だけの問題ではないということにも注意が必要です。
※弊社では別途料金で再生機の処分前提で取り出しも行っております
再生できないテープが年々増えてきています
ダビング業者目線としては、だんだん読めないテープが増えている傾向を感じます。
カビがない当時正常に再生できていたテープでも、再生すると音声が出ない、音声はでるけど映像は乱れる。
もしくは全く読み込めないというテープが年々増えてきていますので、ここ2、3年は本当に急いだほうがいいと強く感じています。
1日でも早いデジタル化が必要
安全に残すにはデジタル化が最も確実な方法です。DVDへのダビングや動画データにすることで、劣化の心配なく長期保存が可能になります。
日に日に状態は悪くなっていきますので、1日でも早いダビングをおすすめします。
長期間残すためにはDVDよりデータ化がオススメ
DVDにも寿命があります。傷がついて再生できなくなった経験があるのではないでしょうか。その他にも紫外線に弱く、保管場所によってはみられなくなってしまいます。他にも高温多湿な場所ではDVDであっても指紋やヨゴレが原因でカビてしまったり、温度変化が大きいところでは歪んだり、落として破損なんて言うリスクもあります。
そのため、弊社ではデータ化を強くオススメしています。
ダビング業者自体も減っています
気が向いたら業者にお願いすれば良いと思いつつ、気付いたら1年また1年と過ぎてしまっている人がほとんどです。
その間、長年ダビング事業を行っていた業者さんも、1社また1社と減っています。知り合いの同業者も次々撤退しました。
ビデオテープやハンディカムを整備してくれる職人さんも、どんどん引退されてしまっています。
最後にはお願いする業者さんがいなくなるときが来る日も、そう遠くない気がします。
弊社も例外ではありません
品質は妥協せず、サービスの質は落とさず、それでも少しでも安価にご利用いただけるようにと努力していますが、本音を言うと何度も心が折れそうになったこともあります。
その度お客様の声に温かい声に支えられ、今日まで継続しております。
とはいえ、機材や人件費などのコストは日々高等しており、世の中のビデオテープの数は限りがあるため利用者はどんどん減っていきます。
採算が合わないと判断したときには潔くサービスを終了します。
よつばダビングサービスにお任せください
よつばダビングサービスでは、カビ取りを無料で行い、他社でできなかったテープでも多くの実績があります。
DVDと動画データの両方に対応しており、大切な思い出を確実に保存するお手伝いをいたします。
迷われている方は「いますぐ」ご依頼ください。
お申し込みいただいたあとは手順に従って送っていただくだけで良いです。
1本からでも受け付けていますので、予算的に厳しいようであれば、とりあえず大事なビデオだけお試しでも大丈夫です。
皆様口を揃えて「もっと早くお願いすればよかった」とおっしゃいますので・・・
よつばダビングサービスはご家庭にあるビデオテープを「DVD」や「動画データ」に変換するサービスです。
再生機が故障してお困りの方でももう一度みることができます。
ただし、著作権に関するビデオは許諾がないと取扱できません。
諦めていたホームビデオをテレビやパソコンなどでもう一度みることができます。
対象は主にご家庭で撮影されたホームビデオや、結婚式や保育園・幼稚園・学校・習い事などで入手した個人向けのビデオが主な対象となりますので、テレビ番組・市販品・レンタル品(レンタル落ち含む)といった著作権品は法律の関係でお取り扱いできませんのでご注意ください。ご依頼の場合は必ず許諾を得てからご依頼ください。
安心のコミコミ価格で追加料金はかかりません
「カビ」や「テープ切れ」が発生している場合でも
長時間記録されている場合でも
あとから高額な追加料金がかかることは一切ございません。
・カビやテープ切れが発生している状態で業者に依頼したら、とんでもない金額になった。
・キレイなテープをお願いしたばずなのに、修理やカビ取りが必要といわれた。
・長時間のテープを依頼したら2倍、3倍の金額を請求された。
こんなお悩みが毎日寄せられます。弊社では、コミコミ価格なのであとから追加料金はかかりません。
「どうせ簡易的な修理やカビ取りでしょ?」と聞かれますが、他社で出来なかったテープも含め、ほとんどを変換しています。
他社で断られたテープでもお願いしていいですか?
「癒着でできませんでした」といわれた場合でも、
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諦めずに送ってください。
弊社以外の業者さんは、カビ取りや修理を有料設定しております。とても手間がかかる作業なので当然ではあります。
では実際に「有料で構わないのでお願いします」と依頼すると、技術不足でか、単純に割に合わないのでやりたくないのかはわかりませんが、「◯◯のテープは対象外です」「重度の場合はできません」とそのまま返却されてしまう場合も多いようです。
そもそも全くカビ取りや修理は一切行わないと割り切っている業者さんも一部いらっしゃいますね。
映像乱れについても、同じように乱れてしまう場合もありますが、一方で一部全く問題がなく映る場合があります。これは、機材との相性問題や、ヨゴレ、磁気的なノイズなどを考慮せず、1度の再生で諦めてしまうためです。安価なところほど、何度も再生を試してはくれません。
本当に追加料金かかりませんか?
毎回のようにご質問いただきますが本当にいただいておりません。
弊社では無料ですが、他社有料のカビ取り以上の作業を行っておりますし、映らないテープも様々な機種で何度も試します。もちろんすべてのテープができるとはいいませんが、他社で不可と言われたテープも多くの変換実績がございますので、諦めずに送ってください。カビ取り後、修理後、何度も再生しても、できなかったどうしてもできなかったテープの分については料金はいただいておりませんので安心してご利用いただけます。
「カビ取りも含めお願いして何ヶ月も待ったのにそのまま返却されてしまった」
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「うちでできないテープは他の業者でも出来ないと言われたから諦めて捨ててしまった」
そんな声をなくしたい。そんな思いで無料対応しています。
お早めにお申し込みください
ビデオテープは磁気で記録されており、年々弱まっていきます。
大変カビやすく、時間の経過とともに劣化していきます。
古い家や車が徐々に傷んでいくように、ビデオテープも同じです。ある時急に読めなくなるわけではなく、徐々に傷んできます。
消えてしまった映像は戻せません。物理的に傷んでしまったテープはそれ以上よくなりません。状態によっては回復できません。
「もっと早くお願いしておけばよかった」となる前にお早めにお申し込みください。
作業できる数に限りがあります
1本1本時間をかけて作業しておりますので、
対応できる本数を限定しております。
最近は2025年問題で話題となり、毎日たくさんのご依頼が全国より寄せられております。
カビやテープの劣化で年々1本あたりにかかる作業にかかる時間もどんどん長くなっていますが、作業の手を抜きたくないので数を限定しています。
混雑時はお急ぎ便を停止したり、納期が通常よりもかかる場合がございます。
更に混雑時は一時的に受付を停止する場合もございます。のでお急ぎの場合はお早めにお申し込み・お送りください。
最後のチャンスかもしれません
ご家庭に眠っているビデオテープを変換するサービスの特性上、
いつまでも続くサービスではございません。
ビデオテープは世の中から減っていく一方です。再生機材もどんどん減っております。
機材・資材・電気代の高騰、技術者の引退など多くの問題も抱えております。
2025年問題で話題となり、一時的に需要は高まっていますが、それでも毎月のように同業者が次々と撤退するほど、どこの業者もギリギリの中運営しております。
皆様のご紹介のお陰で継続できておりますが、サービスの継続が困難と判断した場合は弊社も例外ではございません。
「依頼しようと思ったら頼める業者すらなかった」となる前の、今が最後のチャンスかもしれません!
選べる3つの作業メニュー
1本あたりのコミコミ価格で3つの作業メニューから選べます
各作業メニューの詳細・お申し込みについてはそれぞれのページで解説しています。
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